No. 3942 無料でも安かろう悪かろうではダメだ
先般アメリカのミシガン州立大学に伺って、学生に講義をしたり、話しを聞いたりしていて思ったのが、やっぱり学校って設備に金がかかるんだよなということ。とにかく設備が立派になってました。私がいた1980年から83年初頭でも立派すぎると思ってましたが、今やそれ以上。本当にビックリで、これで勉強できなかったら学生の方が悪いと思いました。
教育無償化と言われていますが、そもそも学校のレベルアップをするには、学校そのものの経費、投資をアップしなくてはなりません。だから無償化とは別の話で、ちゃんと学校を「無料でも入学する価値がある」ようにしないといけない。当然ですよね。「無料で入っても役に立たない学校」を増やしてはいけません。
でも、これは難しいです。
設備
先生
職員・従業員
みんなそれなりの給与をもらい、設備にならないと意味がない。安い先生、安い設備では無料で入ってもろくな教育を受けることができない。旅館と同じで、おもてなしをしてくれる人が多ければ多いほど、良い教育になります。いわゆる学生一人当たり教職員数です。
今回の衆議院選挙、各政党この部分を考えているのだろうか? 無料で入学できればどこでもいいよ的な感覚がなかったでしょうか? なんて今回アメリカに行って思いました。「安かろう、悪かろうの学校」ではだめなんです。でも、難しい問題です。
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#教育無償化#大学授業料#ミシガン州立大学
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