倉庫

2023/06/11

No. 3814 倉庫業青年経営者協議会50周年

 梅雨に入りました。今週は金曜日に、私が所属していた倉庫業青年経営者協議会の50周年記念式典が、都内のホテルで夕刻行われました。コロナが落ち着いて、みんなで集まって開催できて良かったです。

  私も30周年式典を20年前に会長として立ち会わせていただきました。もう65歳ですから、50歳で卒業なので卒業してからかなりの年数が経ってしまい寂しい限りですが、若い倉庫経営者がこの会の趣旨をしっかり継いでくれていて、とにかく元気いいのがすばらしいし、それを私も確認してきました。

  写真は挨拶をする第25代会長に就任された、埼玉の小山企業の小山社長です。お父様には大変お世話になりました。パパにお世話になり、息子さんにこの会で会う。そういう関係です。

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 倉庫業も近年というか、この失われた30年の中、人手不足もあれば物量減とかいろいろ大変でした。それでも122名の会員を維持できているというのはすばらしい。ちなみに私の会長時代に初めて100名を超えましたが、いわゆる「少子高齢化」の時代に突入したので、倉庫業も2世経営者が減っていて、会員確保が大変だと言われていました。50歳で退会しなくてはならないので、団塊の世代、段階2世世代など、卒業生の数は確実。それを新入会員を誘って埋めなくてはいけないのですから大変なのです。会長及び幹部のみなさん、会員増強に苦労されたのではないかと思います。

それでもこの会の「勉強と懇親」という趣旨、しっかりお互いの倉庫の運営の仕方を学んで、夜はしっかり飲んで全国的なネットワークを作るという意味が、その後の入会員数増に繋がっているのだと思います。入ればこの意味が分かります。絶対会社の役に立つ会だから…。

 

 ともあれ、それだけ魅力がある会なので新しい人達が入ってきています。

 私も15代の会長経験者として、この会に入会することを、倉庫業2世とそれに準ずる方々に強くお勧めします。

 ということで、倉庫業青年経営者協議会のHPは以下です。

 倉庫業青年経営者協議会 (souseikyo.com)

 

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#倉庫業青年経営者協議会#倉青協#倉庫業#50周年

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2022/07/03

No. 3675 漆喰と荷摺り(その2)

 実は私のブログで最も多く読まれているのが、なんと2018227日に書いた「No.2624 漆喰と荷摺り」です。最近それに気がついたのですが、今月も一番読んでいただいているのでビックリ! ということはそれ以外はつまらないことを書いています。

 ということで、漆喰と荷摺りのその後を報告します。

 

 壁に塗る漆喰は当社インド倉庫の温度管理と湿度管理、結果としてのカビ防止に大変な貢献をしてくれています。20189月に実質的にできて20191月に竣工式。そして今日に至るまで、インドの酷暑と高い湿度の中でもしっかり働いてくれています。カビの発生もエアコンの機械そのものに一部発生している以外はほとんどありません。これはビックリ。エアコンは定期的な清掃でカビを除去できますから。

 

 「荷摺り」きっちり働いてくれていて、壁を守り、倉庫内の冷気循環をしっかりやってくれています。本音で言うと私の想像以上でした。よって今年から来年にかけて着港する予定の倉庫2棟も、壁の面積は最初の倉庫に比べてかなり大きくなりますが、漆喰を施工する予定です。インドの気候に漆喰はベストマッチだと思っています。

 

 で、インドのスタッフが現地のアマチュアカメラマンに依頼して、なんとドローンまで使って撮影してくれた現地法人カワサキソーラーウエアハウジングのプロモビデオができてます。結構がんばって作ってくれているので、漆喰と荷摺りも分かると思います。ちょっと長い7分ちょっとのビデオですが、こちらをクリックしてご覧下さい。ちょっとイメージ先行かもしれませんが?事実の映像です!

 

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#川崎陸送#インド#インドの冷蔵倉庫#荷摺り#漆喰#倉庫の漆喰

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2022/06/29

No. 3672 在庫が増えている

 メキシコからテキサスに違法移民を運ぼうとしたトレーラーの問題、51人死亡、24人ほどが入院とのこと。違法移民をアメリカに連れてくるビジネスがますます大きくなっていることが心配です。そういうブローカーがいるのが問題ではなく、根本原因はそういう需要があるということ。だからこの問題は難しいですね。

 

 アメリカの経済紙、ウォールストリートジャーナルによると小売店の抱えている在庫が5月は前月4月に比べて1.1%増。さらに昨年同月比では17.3%になっているとのこと。これはパンデミックと世界中のサプライチェーンの混乱であらゆる企業が前倒しで原材料を調達、安全在庫のレベルを上げるというのは予測されていたことですが、それが現実になっています。

 最初は「これで倉庫に対する需要が増える」なんて、当社の仕事にはフォローかな?なんて気楽に思っていましたが、これだけ増えると「長期の在庫で評価損が発生する」ことで、企業の利益が大きく減ることも懸念されます。この在庫の増え方はスゴイです。

 これによって在庫が陳腐化したり、消費期限を越えたりすると廃棄が多くなるので「廃棄業者」とか「バッタ屋さん」が特需になるのか?なんて思っています。

 さて、どうなりますか?

 

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#サプライチェーンの混乱#サプライチェーン#在庫増

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2022/01/03

No. 3562 漆喰と荷摺り(2)

 突然ですが、当社のインドで作ったソーラー発電・蓄電式定温倉庫。断熱のために漆喰を使ってます。2018227日に「No.2624 漆喰と荷摺り」でこのことを書いたのですが、写真が完成したものではないことが分かって、今頃になって追加です。

 

  倉庫の中はこんな感じになっています。

Singur-warehouse

  電気は全部ソーラー。電力会社に1ルピーも払ってません。ある意味「やりすぎ」かもしれませんが…。

 もちろん断熱効果を狙ったものですが、その上にある木の枠は「荷摺り」。保管している貨物が寄りかかったりして壁にダメージを与えないためのものですが、インドの人達が珍しがってベタベタ触るのも防ぐ効果がありました。漆喰など白いものは手垢がつくとみっともないですからね。ショールーム的な倉庫ですから、やっぱり圧倒的なきれいさを強調したいと今でも思ってます。

 

 倉庫にとって湿度は難しい相手です。湿度を下げておきたいというビスケットや「インドのお米」といった貨物もあれば、逆にワインとか日本のお米のように一定以上の湿度が欲しいという貨物もあります。それをどうやってちゃんと保管して寿命を伸ばすか? そこでいきなり「漆喰」を思い付いてしまったわけです。漆喰は呼吸をしてくれます。昔の人は偉いです。メンテナンスがしやすくできています。

 

 漆喰以外にも実はこの倉庫、当社の坂戸流通センターの経験を積んで、天井にはオフィスや家のような吊り天井で屋根との間に空間を設け、壁も空気の層を作って暖気と中の冷たい風を空気の断熱効果で遮ってくれます。その壁にさらに「漆喰」を塗っているわけで…。

 日本など先進国では「現地発泡」と言われるウレタンの吹きつけを壁とか天井、柱に直接おこなったり、板状の断熱パネルを壁の間に貼ったりというのが一般的。でも、そんなものを田舎の倉庫建設にはるばる持ってくることはできないので、「レンガの壁」を二重に作るようなことをしているわけです。日本ですぐ手に入るものがインドやブータンではなかなか手に入りません。よって壊れたらそのままにされてしまって、どんどん劣化します。

 ということで、これが未だにうまくいっているというのが自分にとってもかなりの驚きでして…。一応、原理原則としては合っているのですが。

 

 以上の通りですが、今日もがんばってウォーキングして来たので最後にその写真を。

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いつも朝歩いているところですが、夜見ると全く違いますね。驚きです。

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2021/04/19

No.3373 長期化するから地道にカイゼン

 菅総理は9月末までに国民全員分のワクチンを供給すると言ってるけど、今の問題は「接種をどうやって迅速に進めるか?」では。どうもずれている。予想通りに接種が進まないのは多くの場所に細かくばらまきすぎてるから。でも、しょうがないんでしょうね。

 もう緊急事態宣言の段階なのに、千葉・埼玉・神奈川・愛知は今日から「まん防」だからすぐに緊急事態宣言が出来ない。そろそろ「この状態があと1年くらい続くだろうからどうすべきか」を議論する段階だと思うのですが。

 ずーっとこんな状態が続く方がすべてにおいて中途半端で、ハッキリした経済の再生を実感できないでしょう。でも、それが現実だから運送屋・倉庫屋としてもそういう条件での物流を考えるしかないと思っています。われわれが運んでいる商品を作って販売されているメーカーも、この状況下で売るための努力は大変だと思います。売る場所、形なども変わり、より柔軟な対応を迫られます。今日の社内のミーティングでも出荷数量は同じ程度でも伝票枚数が増えているとか…。新しいところに配送されることが増えています。

 営業倉庫での仕事は一定のものが少ないので自動化出来る部分は限られるものの、半自動化、地道なカイゼン努力が必要。こちらも道のりは長いけれど、しっかりやっていかないといけません。

 

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2020/04/17

No.3098 季節労働者をチャーター機で運ぶ

 今日ルーマニアから150名の季節労働者がイギリスにチャーター機で到着したそうです。イギリスの農業に従事する季節労働者がコロナウィルスの関係でいなくなって、イギリスの農家が収穫できなくて困っているためです。チャーター機を出す航空会社には、ある意味予定外の仕事になります。帰りの便に乗る人がいないので、当然運賃は高いのですが、これを誰が負担するかは不明。イギリスは人手が欲しい。ルーマニアの労働者は仕事が欲しい。

 これと同じ季節労働者の不足がオーストラリアやフランスの農業でも起こっていますが、さて、日本の農業も外国人労働者(研修生ですね)に頼っているけど、チャーター機飛ばして連れてくるなんてことができるんでしょうか!? 日本の優秀な農産物を海外に輸出するなんて言っても、実態はこういうときに表面化します。日本の農業も何かしなくてはなりません。法律の壁が厳然とありますが…。

 

 さて、フランスでは安全面の問題があると労働者が反旗を翻して、アマゾンのセンター6カ所が20日まで閉鎖することになりましたね。裁判所も安全面の配慮を言っているらしいんですが、それに対して堂々の反論をしているのがさすがアマゾン。

 日本ではまだそんなことありませんが、海外のアマゾンでは通販需要が一気に上がったので、生活必需品に限ってオーダーを受けているところが増えています。だから、ジーンズやシャツが買えないと言う状況。しかし、これは物流的には大問題で、必需品の不足と、必需品でないモノの保管場所が足りない。そして現在到着しているのは過去に発注した「コロナがない時代に売るべく注文した商品」なのです。

 通販がオーダーが増えていて儲かっているというのは、ある意味片っ方だけの話しで、今後「在庫のミスマッチ」というのがどういう風に影響するか。アマゾンのよう巨大企業が在庫があふれるというのは、倉庫需要にも大きな影響をもたらします。

 

 今日は増上寺のパトロールをしてきました。静かでした。

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 増上寺と私です。

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徳川家康公が傾倒した黒本尊は中には入れませんでしたが、疾病退散哀愍護念(しっぺいたいさんあいびんごねん) という、今ならではのお願いが書いてありました。

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2019/08/21

No.2951 日曜日からいろいろと動きました

 日曜日から怒濤のように動いていて、ブログ書く時間がありませんでした。

1 バナナの葉でラップした野菜の販売

現場に行ってきました。こんな感じで順調に売れていますが、生産者の顔を入れたPOP広告を日本式に建てろと言っていたのにやってないので、怒ってきました! すぐにやらないんですよね。

インドでも核家族や一人住まいの人に受けるという意見が多かったのには、なるほどー。

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現場ではこんな感じで作業をしています。みなさんすごく慣れてきていて、生産性は上がっています。

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日本から持って来たオクラと比較してみました! どうでしょう?

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2 残念な冷蔵庫を見てきました

月曜日は朝6時過ぎに出発して片道3時間ちょっとかけて、西ベンガル州のNadiaという地区に行ってきました。この辺の土地をご案内いただき、倉庫候補として「95%まで作ったのに全く使われていない残念な冷蔵倉庫」があり、これはなかなか!と思い、ここに当社の倉庫をリノベーションして出来ないか検討することにしました。それにしてもどうしてこんな中途半端な形で放置しちゃうの?

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ということで、第一部はここまで…

 

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2019/02/11

No.2856 ぼけナス!

 なんと宿泊延長したのに、ホテルに戻れたのは今朝の午前6:10でした。入庫作業はトラックが抗議の農民に囲まれたり、インドの祝日の大渋滞で遅れて、午後11時半から開始。午前3:10位に終わって車に乗ったら、料金所がコルカタ市内に入るトラックで大渋滞。そこを通過するだけでなんと1時間半近く。合計2時間半かかりました。インドの大都市は大型トラックは午後9時から6時までしか入れないというルールのところが多いので、消費財を積んでコルカタに持って来たトラックが、一斉に夜中にだけ動くので、こういうことになるみたいです。すごいです。 

 で、ナスなんですが、ある意味これは「ぼけナス」でしょう。トラックが到着して、実際に見るとデカすぎて中身がない感じ。悪いけど、倉庫のある地元シングールさんのナスとは偉い違い。こんなの作っているから相場が下がって1kg1ルピーなんてことになるんじゃないか?なんて偉そうに思いました。

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 そうそう、期待に違わず、持って来たトラックは過積載もいいとこ。これだけ積むのは大変だったでしょう。おまけに高い所から降ろすから効率悪いし、危険度も高いです。

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  で、インドの物流で本当に思うのが、とにかく一杯積めばいいとなんでも思っているので、逆に効率が悪いし、そもそもこんなに積んだら一番下のナスは潰れちゃっている! 製品を大事に扱おうという姿勢が見えないです。お百姓さんも写真にあるような「ガニーバッグ」と言われるずだ袋になんでもいいから入れてくる。

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 自分たちが育てた子供と同じような気持ちで野菜を作ってないのかなー? これじゃーダメだよ。さらに、このガニーバッグから倉庫に入れるためのプラスチックのケースに入れ直すから、時間も手間もかかって効率が悪い。改善の余地があまりに多すぎます。

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 そして、今朝9時から来てくれた地元のパートさんも、週を開けたら倉庫がナスだらけでビックリ! それでも今までの練習の甲斐あって、なかなかのスピードで選果をやってくれていました。明日はもっと効率が上がってたくさん処理できるでしょう。

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 で、よい見本はこれ。でも、選果しないで従来道理で無理矢理出荷しちゃったナスは70%近くが売れずに戻ってきたようです。そりゃそうだよなー。1円でいいからといっても買えるものではありません。とはいえ、みんなにとっても大変勉強になり、今日は現地の社員がそつなく対応してくれていたのがうれしかったです。 

 ということで、今日は現場を5時半過ぎに出て、午後10時の飛行機で日本に戻ります。あーー、いろいろあった今回の出張でした。

 

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2018/03/21

No.2640 ビールが飲めない!?

 ビールがない。呑めないのです。コルカタはビールの流通を州政府が管理して押さえていて、今回ビールの酒税を一気にアップし、価格そのものが30から40%もアップしてしまうので、ビール会社が猛反発して生産を中止。これに伴って一気に在庫がなくなり、レストランやバーでビールがない事態に! で、ワインとかウイスキーを飲んでおります。外が37度とかになっているから、最初はビール呑みたい! この問題、交渉が難航していて、後数週間はかかるようです。暑くなるだけに厳しいなー!? 

 

 コルカタ市内の事務所の改装工事をしていますが、やはりここは「クリーン、安全、安心」をアピールするためにも!ということで、事務所のトイレを日本式のウオッシュレットにすることにしました。これは大変な投資になるのですが、やはり将来の「食の安全」を考えると、企業姿勢をアピールしていきたい!?

 ということで、夕方にTOTOのショールームを訪問。インドでTOTOのショールーム訪問というのも不思議な感じですが、やっぱりインド仕様の日本で見慣れない便器がありますね。結構新鮮な感じで見てました。

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 肝心の工事現場ですが、昨日20日(火)に訪問。いよいよ天井の工事も進んで、断熱材も入り、当社の坂戸流通センターの小型版みたいになってきました。中に入ると、まだ空調機もかけていないのに、ひんやり感じるのは、私のひいき目ではありません。いろいろ細工したことで効果が出ていると思います。湿度はそれほどでもありませんが、外は37度! 結構日射しがきついです。

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 屋上には自然換気をするために、日本製のこんなものも持っていって設置しました!

 

 ということで、なんとかなりそうかなと思うのですが、ソーラーパネルの工事も遅れているし、まだまだインドの暑さはこれから45月と強烈になるので、侮れません。とにかく何が起きても不思議ではないので、それなりに驚かなくなってます!?

 最後に、インドの事務所前にいた八百屋さんの写真。こんな感じで売りに来ます。中のアップはその下。左の方にある黒っぽいのは「バナナの花」です!

 

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2018/02/27

No.2624 漆喰と荷摺り

 亡くなった小幡さんも作業をしていただいていた倉庫の漆喰の壁を25日(日)に初めて見てきました。とにかく仕上がって良かった。こういうアクシデントにもかかわらず、しっかりと最後まで、それも大至急で仕上げていただいた田中建設の田中社長さんとご子息の石井さんには本当に感謝です。これで小幡さんも報われる。

 

 荷摺りは「にずり」と読みます。昔からある、倉庫の壁を保護するものです。荷物が倒れたり、いろいろぶつかったりした際に壁を保護するだけでなく、壁と荷物がピッタリくっつかないので、空気の通りが良くなって湿気が溜まったりするのを防ぎます。「荷摺り 倉庫」で検索しても、分かったような分からないような説明とか写真しか出てこないので、秋田県の運輸倉庫業の秋印さんから頂戴した写真が以下です。

Photo

 お米を保管する倉庫で、高いところまで積み上げるので、木でできた「荷摺り」は上の方に配置されています。美しいです!

 で、インドの倉庫は25kgとかの袋に入ったお米を高く積み上げるのではなく、いわゆるプラスチックでできたビールクレートみたいなケースを5から6段積み上げるだけなので、美しく仕上がった漆喰の壁を守るためと、庫内の冷気の循環をさせるためにミニ荷摺りを設置することとしました。

 それがこの写真。

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 225日にまさに設置が始まったばかり。今週中に終わるということなので、終わったらまた写真をアップしたいと思います。インドの人からは、漆喰の壁に荷摺りですから、「こりゃなんだ?」と聞かれることは必定。でも、これが絶対に効果があると思ってるんです。ある意味今回の倉庫建築でインドの過酷な温度と湿度に対抗するためのきーとなる要素だと勝手に信じてます。

 

 最後に蛇足ですが、昨日訪問した西ベンガル州政府の事務所の前での行列。ナンだろうと思ったら、11:30から15:00まで売っている、州の「収入印紙」を買い求める人の行列。なにか昭和の光景を思い出しました…。

 

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