No. 3972 インドでドライバーのレベルアップ
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まだインドにいます。こちらでは小さいスタートアップの会社なので、従業員の成果については私も面接しています。まずは部下を評価するリーダーたちに、そもそも「評価とはなんぞや」から教えないといけない。これがインド式だとフォーマット配って「書いて出せ」で終わっちゃう。これだと一次評価者とか二次評価者なんて言うのは遙か先の話で、まずは評価の仕方から。だからまだ評価の点数表とか以前の問題で、面接をすることから教えています。なかなかこういう経験できないので、面白いです。
今日は当社のトラックのドライバー(野菜の集荷や配達をしています)5名に、今後の計画を説明。彼らは営業車両ではなく、当社の野菜を運ぶための自家用トラックのドライバーです。
インドでは社長がドライバーに直接仕事の説明をするなんてことはないらしいので、彼らはびっくりしていました。まあ、それでも長い付き合いでトラックの輪留めや、駐車の仕方、タイヤ点検の時の点検ハンマーの使い方など教えてあげていたので、変わった社長だと思われています。
ハンディーターミナルを持ってもらい、早朝の店員のいないスーパーの当社の陳列棚の在庫を数えて来てもらい、そのデータを最後の配達が終わった店舗の駐車場からアップロードしてもらう仕事。
帰社する途中で24時間開いているコルカタの市場に寄って、一部仕入れをしてきてもらうこと。で、これがコーリー市場と言って、写真のようになかなか難易度高いです。
大変なんですが、いわゆる「ドライバーの多能化」を試みています。これをやらないと給料をアップする理由ができないからです。
インドではあり得ないと言われますが、少人数のドライバーならきちんと説明すればみんな結構素直に喜んでやってくれる感じです。すでにハンディーターミナルでの店舗在庫カウントは始まっていて、これからさらにレベルアップです。何事も直接話してみるもので、優秀な人は日本に連れてきちゃおうか!?とも思ってます。
ちなみに、ドライバー5人には成田山の交通安全のお守りを渡してます!
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