運輸業

2025/04/12

No. 3972 インドでドライバーのレベルアップ

 「トラックネクスト」というトラック業界関連のホームページで毎月11日更新で連載をしています。昨日新しいのをアップしましたので、ちょっとご覧になってください。⇒ ここをクリック

 まだインドにいます。こちらでは小さいスタートアップの会社なので、従業員の成果については私も面接しています。まずは部下を評価するリーダーたちに、そもそも「評価とはなんぞや」から教えないといけない。これがインド式だとフォーマット配って「書いて出せ」で終わっちゃう。これだと一次評価者とか二次評価者なんて言うのは遙か先の話で、まずは評価の仕方から。だからまだ評価の点数表とか以前の問題で、面接をすることから教えています。なかなかこういう経験できないので、面白いです。

 

今日は当社のトラックのドライバー(野菜の集荷や配達をしています)5名に、今後の計画を説明。彼らは営業車両ではなく、当社の野菜を運ぶための自家用トラックのドライバーです。

インドでは社長がドライバーに直接仕事の説明をするなんてことはないらしいので、彼らはびっくりしていました。まあ、それでも長い付き合いでトラックの輪留めや、駐車の仕方、タイヤ点検の時の点検ハンマーの使い方など教えてあげていたので、変わった社長だと思われています。

 ハンディーターミナルを持ってもらい、早朝の店員のいないスーパーの当社の陳列棚の在庫を数えて来てもらい、そのデータを最後の配達が終わった店舗の駐車場からアップロードしてもらう仕事。

  帰社する途中で24時間開いているコルカタの市場に寄って、一部仕入れをしてきてもらうこと。で、これがコーリー市場と言って、写真のようになかなか難易度高いです。

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 大変なんですが、いわゆる「ドライバーの多能化」を試みています。これをやらないと給料をアップする理由ができないからです。

 インドではあり得ないと言われますが、少人数のドライバーならきちんと説明すればみんな結構素直に喜んでやってくれる感じです。すでにハンディーターミナルでの店舗在庫カウントは始まっていて、これからさらにレベルアップです。何事も直接話してみるもので、優秀な人は日本に連れてきちゃおうか!?とも思ってます。

 ちなみに、ドライバー5人には成田山の交通安全のお守りを渡してます!

 

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#トラックネクスト# インドのトラックドライバー#川崎陸送インド#ドライバー多能化

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2024/11/23

No. 3949 12月7日(土)NS物流研究会です!

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 今年もNS物流研究会主催「第16回物流関連ゼミ学生による研究発表会」が東京海洋大学越中島キャンパスを利用させていただき開催されます:

127()1300分~1900(12:30開場) 

発表会13:0016:15 

結果発表・講評・懇親会16:4519:00

の予定。

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全大学のゼミが集合しての撮影は毎年大変です!

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懇親会が始まる前の「講評」

 おかげさまで16回目です。リモートでも参加可能。今年はやはり2024年問題についての発表が多い感じです。NS物流研究会のHPから入ってご覧下さい。

 各大学の発表概要は以下のPDFで:

https://www.ns-logistics.jp/2024pdf/theme.pdf

 昨年優勝した神奈川大学の発表はこちらをクリックしてご覧下さい。

 せっかく物流勉強しても、それを発表する場所がないと意味がないし、そもそも物流を学んだという実績を持って社会に出てもらえない。物流が経済を支えている点を考えると、物流企業に行こうが、メーカー・商社などに行こうが、やはり物流の意識がないと、ものが世界中を動く今の世の中、ダメじゃないか? そんな思いで「当時は若手と言われた中堅物流企業の経営者」が集まってスタートした研究発表会です。

 是非大学生の新しい切り口での研究発表を聴いて、ご自身も触発されてていただければと思います。

 

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#NS物流研究会#東京海洋大学#城西大学#神奈川大学#朝日大学#大阪産業大学

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2024/06/22

No. 3906 女性が活躍できる職場作り

 先日物流業界での女性活躍についてのウェビナーを聞きました。難しいテーマ。そもそも物流業界のイメージが悪くて、事務職でもなかなか就職で来てくれないといった説明はその通りかなと。運送会社の人事責任者がいろいろ質問に答えてましたが、なかなか明快には答えられないのはしょうがないかと思いました。

でも、海外ではサプライチェーンを学ぶ学生の半分以上が女性。現場仕事のみならず、物流の企画系の仕事には女性は合ってます。講師も女性に合っていると言っていて、まさにその通りとうなずいていました。

講師が「制度が整っていなくとも、周囲が意識を変えてお互いに理解をして行くことが大切」というのはその通りだと思います。まだまだ発展途上だし、いろいろ言っても「慣れてない」人が多いので、それを一つずつ地道に変えていくことが大切。育休などは中小企業にとってハードルが高いのですが、そもそも論として利益率を上げる、効率を上げることで余裕を作らないと不可能。物流業界は女性の活躍は難しいなんて言ってないで、難しいけれど、そういう職場を地道に作っていくことが必要です。

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#物流業界での女性活躍

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2024/06/04

No. 3902 インド総選挙開票速報

 インドのネタでは今日はまさに「総選挙」について語らなくてはいけないでしょう。とにかく14億の国で7億近くがちゃんと投票して、投票したら一人ずつみんな爪にペイントされて「投票終了」とされる。そのため2ヶ月で7回のバッチに分けて実施。全部ユニークです、すごいです。そしてついに今日開票。世界最大の民主主義。逆に中国は天安門事件35年目の記念日です。なんだか皮肉です。

 当社は西ベンガル州で仕事してるので、西ベンガル州の42選挙区で過半数を持っている「TMC=全インド草の根会議派」(日本語で言うとかなりダサいのですが…)がどうなるかが私共川崎陸送にとっては心配です。このTMCのナンバー2の財務大臣が私に「西ベンガルにお宅のソーラー発電式倉庫を作ってくれ」と呼んでくれたからです。それがかれこれ9年前の201511月。恩を感じてます。

 まさかの州政府のナンバー2から呼ばれての西ベンガル訪問。だけど「地域政党でマイナー」という状況を考えると悩ましかったのですが、実はこの「TMC=全インド草の根会議派」のカラーはブルー・ホワイト。川崎陸送もブルー・ホワイト! まさに「君の会社はわざわざTMCと同じカラーにしてくれたのか?」と言われたくらいです。でも、実はTMCの旗の色はそうではないのに、州政府の建物は全てブルー・ホワイト。ラッキーでした。

 さらに、この4月半ばから建築を始めた西ベンガル州内のシリグリという紅茶で有名なダージリンのそばの市に作る倉庫とは別として、今年年末から来年初めに建設を始める当社インドでの3番目の倉庫を作るクリシュナガール市ナカシパラの倉庫を強烈に誘致してくれた議員さんが、今、大接戦の上になんとか再選されそうです。

全国的には与党とか野党とか別にして、まさかインドの選挙で国会議員さんの当落をフォローするとは思ってもいませんでした。でも、地元の議員さんにとっては外資(当社も)を地元に呼びこむことは大変な実績です。そう、地元の人たちの所得をアップしなくてはいけないというのは、かつての日本の地方議員の実態と同じなのです。

 ということで、世界的に報道ではモディー首相率いる「BJP過半数取れず」となっていますし、伸び悩んだのは富裕層との格差が広がったからだとか言われていますが、これが健全な「世界最大の民主主義」だと思います。国民が正直に民意を伝えられる健全さ。これって結構珍しいことです。さらに70%以上の投票率。日本の低投票率を考えると見習わないといけないと思います。

 最後、全インド草の根会議派=TMCの党首=西ベンガル州首相はママタ・バナルジーさんという女性です。濃すぎるくらいに濃すぎる党首・州首相です。

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#インド#インド総選挙#BJP#TMC#西ベンガル#コルカタ#川崎陸送インド#全インド草の根会議派#ママタ・バナルジー#モディー

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2024/02/27

No. 3882 時速90Km

 今日、大型トラックの高速道路での最高時速が80Kmから90Kmに引き上げることが閣議決定されました。これも2024年問題への対応です。スピードを上げれば運転時間は短くなるという理屈です。

 今まで大型トラックは重量もあり、高速で走ると事故の程度も大きくなるという理由、さらに燃費が効率的だということから最高時速が80Kmに決められたまま現在に至ってます。その後90Km以上は出ないスピードリミッターの装着義務づけで大型トラックを起因とする死亡事故が減ったのも事実です。

 ちなみにアメリカでは大型のトレーラー(日本的にはコンボイで有名)の最高時速は州によって異なりますが、55マイル(88Km)から75マイル120Kmとまちまちです。日本でも今回タブー視されていた制限速度を上げたことから、運転時間が短くなる方を優先することで、いずれは時速100Kmにも話しは進んでいきそうですね。

 実は大型バスの最高速度、120Kmですから…。トラックも時速100Kmにすれば、今より20%、120Kmにすれば33%も運転時間が短くなるといった理屈が出てきます。今後は安全・省エネvs運転時間短縮 ですね。果たしてトラックの事故が増えたらどういう議論になるのでしょうか? 

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#2024年問題#大型トラック最高速度#トラックの最高速度#時速90Km#バスの制限速度#アメリカのトラック最高速度#バスの最高速度

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2024/01/18

No. 3871 自動運転トラックの可能性

 最近「自動運転トラックの可能性はどうなんですか?」という質問をよく受けます。私の答えは「無人のトラックがやってきて、工場や倉庫の前に停車するのはいいけど、そのトラックから荷物を誰が降ろすのでしょう?」という回答。日本ではそもそもトラックに荷物を積んだり降ろしたりするのはドライバーの仕事になってます。よって工場や倉庫では積み降ろしの人員をちゃんと用意してません。よって、無人のトラックがきたら降ろすひとがいません。

  欧米では特に大型車はトレーラーでドライバーが積み降ろしをすることはないので、自動運転トラックはありです。

 残念ながら日本の自動車関連の工場・倉庫ではドライバーが積み降ろしをするルールが徹底しています。で、自動運転のトラックを作ろうとしているのは自動車メーカー。皮肉です。

 2024年問題、こんなところにも問題があります。よって、途中部分的に自動運転をするとか、同じ会社内の工場と工場の間での輸送で使うというのがもっとも現実的な話し。ただし、運送屋さんに頼めばドライバーが積んだり降ろしたりしてくれますが、自分の会社のラックで自動運転させると、工場の人が貨物を積んだり降ろしたりしないといけません。工場の人件費が増えてしまいますね。

  さらに相当高額になるであろう自動運転トラックを部分的にでも自動運転して採算が合うまでには時間かかりそうです。

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#自動運転トラック#トラックの荷物積み降ろし#荷受けのルール#トラック運転手#トラックの付帯作業

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2023/08/05

No. 3830 祝 中野倉庫運輸100周年

 韓国のKBSニュースを見ていると、日本とまるで同じニュース。猛暑で大変、猛暑の中大雨の被害を受けたところの片付けが大変で、ボランティアも大変。全く同じような自然災害を受け、お隣の国との近さを感じます。

 さて、遅くなりましたが81日(火)同業の運送倉庫会社である「中野倉庫運輸株式会社」の100周年記念パーティーが開かれました。川崎陸送よりも1歳年上、1923年創立ということになります。まさに81日の100周年の誕生日にパーティーを開催されました。

 社長の中野晋一君は、私と高校からの同期。大学卒業してから留学してアメリカのIBMで働いてから現在の会社に入社。私も留学後アメリカのコカ・コーラで働いて川崎陸送に入社。境遇が結構似ていますが、性格は丸で違います!? ともあれ、挨拶で何度かの危機を乗り越えて今があると話されましたが、まさに先代達の努力があってこその今があり、それに対して感謝しなくてはいけません。

 ということで、下の写真、壇上挨拶をされているのが中野晋一社長です。

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 また、ご来賓の山本泰人中央区長の挨拶で、震災で焦土と化した東京を、後藤新平の帝都復興計画の中心だったのが中央区だと話されました。この巨額の復興計画で、延焼を防ぐために公園や幹線道路を整備し、それによって現在の昭和通りや靖国通りができ、トラックでものを運ぶ商売が一気に加速されたというお話し。まさにその通りで、今年から来年にかけて100周年を迎える運輸倉庫会社が多いのはこのためなのです。

 我々運送業会は「公共財である道路を使わせていただいて商売している」という原点でもあります。

 中野倉庫運輸さんは、次の100年に向けて、今月アメリカのバージニア州で新しい倉庫を竣工されます。100周年記念事業と言ってもいいでしょう。時代は変われど一歩ずつ前進。改めて中野倉庫運輸さんの100周年をお祝いすると共に、これからの100年へのスタートを応援したいと思います。

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#中野倉庫運輸#100周年#中央区#帝都復興#後藤新平

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2023/07/23

No. 3827 制限時速90Kmに緩和って本気?

 2024年問題で大型トラックの高速道路での最高時速を80キロから90キロに引き上げる検討が始まるそうです。散々「大型トラックは危ないから制限速度を下げるべきだ」と騒いで80Kmまで落としておいて、今度は「長距離輸送に時間がかかっていて、労働時間が長くなっているから少しでも短くなるように」という、姑息な理由での制限速度緩和検討。こんなこと最初から分かっていたのに…。

 突然の取って付けたような理屈で交通事故の犠牲者の方々を説得できるんですかね? 時速90Kmにすると運転時間が9分の1だけ短くなるから集中力が落ちないようになって事故が減るといった理屈を並べるのか? で、事故を起こして責任負うのは当然ながら我々トラック運送事業者です。もっとましな労働時間削減対策を考えて欲しいと思います。今でも道路代節約のために高速道路に乗らないで、下道を走るトラックは多いです。なぜか? お客様が高速道路代を負担できる運賃を払ってくれないから。デフレの副作用です。

 

 ちなみにアメリカのフリーウエイは、都市部とその他郊外で制限速度が州ごとに決められていて、都市部だけを見るとトラックに厳しいのはマサチューセッツの45マイル(72Km)とはいっても場所によって違うので、マサチューセッツの都市部でも65マイル(105Km)という場所もあります。

カリフォルニアは50マイル(80Km)から65マイル(105Km)。

一番緩いのはコロラド、カンザス、ニューメキシコ、ノースダコタ、テキサスといった広々とした州で、55マイル(89Km)から75マイル(121Km)。まあ、地方だから都心部と言ってもトラフィックが少ないからでしょう。でも、地方ほどスピード出すから大きな事故が起きるとも言えます。

 交通事故、それもトラックに対してこれだけ厳しい目がある中で、果たして可能な議論なのでしょうか? 

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#2024年問題#大型トラック#高速道路速度規制#最高時速80Km#速度規制緩和#ドライバー労働時間削減

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2023/06/28

No. 3818 明日29日の毎日新聞

 今日は日帰りで山梨でした。

 ところでお知らせが遅れたのですが、26日(月)の毎日新聞夕刊に、2024年問題について当社が取材を受けて掲載されました。

 そして明日29()の毎日新聞朝刊にも、私の意見が掲載されることになりました。毎日新聞、読んでる方は少ないかもしれませんが、コンビニででもお買い求め頂き、お読み頂ければ。

 トラックドライバーの拘束時間が長いこと、その原因の一つ、積込み先、卸し先での荷物を卸すだけでなく、先方のフォークリフトなどにも乗って格納までするような作業をする実態を書いています。これを「付帯作業」と呼んでますが、なぜか業界では自虐的に「自主荷役」なんて言い方をしています。われわれ自主的になんてやってません。商習慣の問題です。この問題は、日本人の物流に対する意識そのものを変えないと解決しません。

 

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#毎日新聞#2024年問題#自主荷役#付帯作業#トラックドライバーの拘束時間

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2023/06/05

No. 3813 EVトラックの将来(アメリカでは)

 アメリカではカリフォルニア州で厳しい法律が出来たことから、EVトラックの普及が急がれています。これに伴って、トラック用のチャージングステーションを作ろうというベンチャー企業が土地と充電設備を急ぎ作っているらしいのですが…。

 1EVトラックは普通の軽油で走るトラックよりも車輌価格が3倍は高い

 2)走行距離が1250マイル程度なので、地場輸送にしか使えない。たくさんのチャージングステーションがないと、トラック運送事業者が導入を決断できない。

 3)充電時間が当然乗用車よりもかかる

という問題で、ハードルはアメリカでもなかなか高いようです。

 

 さらに、これに自動運転トラックはどうなのか? 自分の会社の倉庫間ならともかく、人様の倉庫に行って、勝手にトラックが到着して黙って駐車して「さー、荷物降ろして頂戴」というのも、かなりのルール決めが必要で、アメリカでもなかなか大変みたいです。

 言われてみればそうですね。

 

 さて、これらのハードル、どうやってクリアしていきましょうか? 日本はもっと難しそうです。

 

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#EVトラック#自動運転トラック#カリフォルニア州のトラック規制

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