No.4070 地震の物流への影響は定期的に起こっている
復旧のニュースは九州新幹線からです。旅客優先。しかし、「人が動けばモノも動く」 この発想がないから、今回の地震でJR貨物が止まり、代替輸送手段としてのトラックが道路が限られ、乗りたいフェリーも枠が少ないといった状況で準備ができていないから難儀しています。そのフェリーや内航海運も、船員の高齢化と不足といった問題を抱えていて、大して役には立たない。
今回は九州新幹線が開通して、第3セクターに移管された在来線部分の「おれんじ鉄道」が被災。当然お金はないから国や県などのお金が復旧に必要でしょうが、予算とか査定とかいろいろあるので時間がかかる。結果として貨物線は当面復旧しないから、トラックや船への代替輸送としての負荷が高いでしょう。
熊本のことがもちろん多く報道されていますが、物資の出入りが難しくなる鹿児島への被害も大きいでしょう。物流の大動脈だからと言って二重化して万が一の代替ルートを確保するなんてことは「そもそも旅客が少ないからダメ」でしょうし、トラック輸送に全部戻すわけにもいかない。船は業界そのものが苦しい。
ということで、今後はこの手の問題が全国どこでも定期的に起こることを想定しなくてはいけないでしょう。東日本大震災以降、熊本、北海道胆振、能登半島、そして今回の熊本と、16年間でこんなに起こっているわけで、「物流が寸断されて、ものが来なくなる前提」を頭の中に入れておかなくてはいけないし、企業も個人もできる範囲でその準備をしなくてはいけないでしょう。地震とそれによる物流の寸断は定期的に起こってます。
そんな中で食品の消費税1%の議論ってどうなんですかね? 誰かが定期的に大きな被害を受ける国にあって、お互いが助け合う予算や仕組みをもっと真剣に議論すべきでは。
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