No. 3953 アメリカ東海岸、謎のドローン
今日は泉岳寺は大変です。義士祭。四十七士のお墓にお線香をあげる方々が大変多く、泉岳寺の周辺はお線香の匂いで充満し、駅の中まで臭ってきます! 本当です。
それはともかく、ニューヨーク、ニュージャージーなどのアメリカ東海岸で、ここ最近毎夜「なぞのドローン」が上空を飛んでいて、中国のスパイドローンなのか?など毎日ニュースになっています。ニュージャージー州知事がバイデン大統領にこの問題を解決するように依頼を出す始末。ニュースはこちらをクリック
さて、2024年問題の解決策の一つとして、ドローンは遠隔地、離島などへの利用を含め、物流でのドローン利用がいろいろ言われています。それでも、こういうセキュリティー上問題のある事件が出てくると、結果的に普及は遅れますね。そもそもドローンが利用されて、みんなの上空を常に大量に飛んでいる様子を、われわれが許容できるかという問題があります。その辺の限界についてまだ議論が足りない気がします。
ドローンは技術論と可能性期待論が先行しすぎていて、実際の物流のセオリーをかなり無視している感じがあると思っています。そもそもドローンでは「帰り荷」がほとんど考えられてなく、片道運行=帰りが空です。さらには「混載」ができない。末端輸送として考えられていますが、ほとんど一つずつの配送ではスケールメリットがでありません。これで採算を合わせるのは大変。プロペラとか充電とか、あの小さな機体をメンテする人は何人必要でしょうか? さらにはメーカーの数が多すぎて、パーツなども管理が大変では? 私が古いのかもしれませんが、どうしても納得いきません。
ということで、アメリカの「謎のドローン問題」、どうなっていくでしょうか?
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