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2024/01/18

No. 3871 自動運転トラックの可能性

 最近「自動運転トラックの可能性はどうなんですか?」という質問をよく受けます。私の答えは「無人のトラックがやってきて、工場や倉庫の前に停車するのはいいけど、そのトラックから荷物を誰が降ろすのでしょう?」という回答。日本ではそもそもトラックに荷物を積んだり降ろしたりするのはドライバーの仕事になってます。よって工場や倉庫では積み降ろしの人員をちゃんと用意してません。よって、無人のトラックがきたら降ろすひとがいません。

  欧米では特に大型車はトレーラーでドライバーが積み降ろしをすることはないので、自動運転トラックはありです。

 残念ながら日本の自動車関連の工場・倉庫ではドライバーが積み降ろしをするルールが徹底しています。で、自動運転のトラックを作ろうとしているのは自動車メーカー。皮肉です。

 2024年問題、こんなところにも問題があります。よって、途中部分的に自動運転をするとか、同じ会社内の工場と工場の間での輸送で使うというのがもっとも現実的な話し。ただし、運送屋さんに頼めばドライバーが積んだり降ろしたりしてくれますが、自分の会社のラックで自動運転させると、工場の人が貨物を積んだり降ろしたりしないといけません。工場の人件費が増えてしまいますね。

  さらに相当高額になるであろう自動運転トラックを部分的にでも自動運転して採算が合うまでには時間かかりそうです。

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