No.1309 受委託点呼で座談会
今日は朝雨だったのでウォーキングは中止。
午後、新橋のホテル内の会議室で、業界紙の特集座談会の司会を務めさせていただきました。いつもは司会をされている流通経済大学の野尻先生が、逆に今日は座談会メンバーで、私が司会を務めるというのは申し訳ない限り。物流の分野の法律とその歴史、規制などについてのエキスパートで、国交省などの委員会でも座長を務められることが多いのです。
その他にも国交省の加賀課長、全日本トラック協会の細野専務理事、郡山トラックセンター事業協同組合の大河原理事長、山形県の置賜(おきたま)トラック運送事業協同組合の武田理事にご参加をいただきました。なかなか緊張するメンバーです。
一般の方にはなじみがないでしょうが、この11月からトラック運送事業者によるドライバーの点呼業務(出発前とか後に、ドライバーの健康状態、今日の運行経路、アルコールのチェック、免許証などの所持品チェックなど)を、他社に委託できるようになります。零細事業者では、深夜早朝に出発するトラックの点呼を、たった一人の社長が朝も晩も起きて行うことなど不可能だからです。さらに5両程度しか保有しない運送会社にとっtえ、点呼の要因を雇ったら、それこそ赤字になってしまいます。
安全性について優良と認められた運送会社の事業所を認証する、いわゆるGマークを持っている会社が、他社からの点呼を受けてあげることができるようになるのです。それによって、点呼をきちんと行う割合が増えるだろうというもの。ということは、今の時点ではなかなか100%点呼が行われているとは言えないからです。
詳しく書くとキリがないのですが、いろいろ制約条件などはあります。しかし、とにもかくにも自分でやるべき点呼を他社に委託していいというのは画期的。これからドライバーが高齢化していく中で、健康のチェックなども対面で「顔色」を確認することがますます必要になります。だから点呼はしっかり毎日行わなくてはいけない。
事故を防ぐ、安全のためには、一つずつ地道な努力の積み重ねだと思います。そして、この仕組みを順番に発展させていくことが必要でしょう。
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