No.1158 低い健康診断受診率をどうするか?
今日は四谷のトラック協会があるビルで、会社の運行管理者による会議。午後1時から同じビル内で東京都トラック協会の常任理事会、その後総務委員会とかありまして、最後また同じビルの別の階で行われていた、川崎陸送の中央安全衛生委員会の最後の部分に出席。
どちらの会議でも話題になったひとつが、トラックドライバーの健康診断受診率の低さです。この4月からこれを解消すべく、東京都など都道府県から頂戴できる交付金によって、受診料の補助をすることになったのですが、やはり零細事業者になればなるほど、受診率が低く、東京都内の保有台数10台以下の業者では、受診していないと指摘されている事業者数が半分弱で、非常に悪い。
実は全国のトラック業界全体では受診率30%台ですから、これは他業界と比べてもあまりに悪く、最悪と言っていいでしょう。
バスの陸援隊の問題もしかりですが、零細事業者がムリをして運行しているという実態が浮き彫りになります。で、社会保険は入らない、健康診断も受けない。
「休むと稼げないから」が理由では、トラックという大型の機械を動かしているという自覚がないとしか言えません。健康診断を受けないと、高齢化社会に突入している日本、ドライバーも高齢化していて、いつ何時病気を発症するか分かりません。
しかし、多くの輸送が、これら長零細事業者に支えられているというのも事実。されど人を殺してしまいかねない問題であるという認識が薄い。これをどう底上げするかが、トラック業界の問題であり、さらに日本の経済にとっても大事な問題だと思っています。その意味で、交付金を使って健康診断受診の補助をするというのは、大きいか小さいか分かりませんが、一歩進んだと思います。
ちなみに、川崎陸送はちゃんと受診してますし、社会保険にも入ってますよ!
と、深刻な話題もなんなので、連休ネタです。
オバマ大統領夫妻が、二人のお嬢さんに「入れ墨をしないように」する戦略というのがアメリカで話題になっています。入れ墨は古いですか? タトゥーと言い換えましょう。
「君たちがタトゥーをしたら、パパとママは全く同じ所にタトゥーを入れて、これがファミリータトゥーだと言って、Youtubeにアップする」とお嬢さん達に言ってあるそうです。
なるほどねー。最近のアメリカ人の方々、やたらにタトゥーが多いなと思っていましたが、やっぱり入れてはほしくないと思うのが親心か…。そもそも日本人が入れる「遠慮がちなタトゥー」とはかなり違いますよね。
学生さんにとってどんな会社か分かってもらえるかどうか? 川崎陸送のHPはこちら->川崎陸送
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