No.1117 九州産の農産物、海産物に思うこと
今朝は、朝からのこのこ歩いて築地に行ってきました。久しぶりです。もう3月春なので、築地市場もいろいろな魚が並び、サヨリなども目立ちます。佐島で採れたワカメも目立つ。生のワカメはうまいぞー! で、遅くなるはずだった桜も、なぜかもう咲いてしまっていて、熊本とか長崎と同じに東京も咲いてしまっている…。桜前線はどうなるのでしょう?
で、市場内を歩いていて目立つのが、九州産の野菜。長崎、熊本、宮崎、鹿児島などなど。どんどん多くなっている印象があります。逆に少ないのが近郊の茨城とか福島の野菜。もう理由はお分かりですよね。
写真は別に意味はありませんが、鹿児島からのタケノコ。これはさすがにシーズン的に今は九州からです。だけど、九州から東京に持ってこなくては行けないのかと!?
さらに、TPPでは農業の保護が言われています。しかし、この築地の状況を見れば、国内の農産物や海産物に対しても、消費者が大きな「色眼鏡」をかけていて、国内での保護もなってないというのが一目瞭然です。
農業は高齢化しています。守るだけでは全くダメでしょう。とにかく就労者が引退していくので、自然減です。それに対する政策が何もなくて保護だけ求めても意味がない。その議論がないのであれば、TPPでどんどん安い農産物が入ってきた方がよいという理屈になってしまうでしょう。農協さんがどうやって若返りするのか、それをみんなで考えなくてはならないでしょう。
そして、九州から築地に野菜や魚を持ってくるトラックは、一体何時間かけて何Km走ってくるのでしょうか? ツアーバスどころの距離ではない。トラックも長距離を走る大型部門は人材難です。高齢化が進んでいます。それでも、東京は「安心?」な九州の野菜や魚を求めています。深夜高速道路を50歳以上のドライバーが、必死に運んできます。
さらにそれらは安くなくてはいけないんですよね。それはむりだろー!?
ということで、今日は関係なく、午後5時頃に三田の慶應大学キャンパスでこんな写真を撮ってきました。桜が咲いてる。極寒の2月は何だったのか…。
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