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2012/06/25

No.852 事業継続のための「カイゼン提案」

土曜日に行われた川崎陸送のQC発表大会では、同時に「提案制度」の入賞者の表彰も行いました。小集団活動によるカイゼンの発表以外に、個人で提案した内容について優秀なものを表彰をさせていただきました。

そのなかで特に私が感心したのが優秀賞を獲得した、葛西流通センターの関野さんが提案してくれた「非常時の避難誘導用に、倉庫内のドアや電気のスイッチの周囲に蛍光テープを貼る」というもの。

停電になって5階建ての倉庫のなかが突然真っ暗になったら、消防で義務付けられている避難誘導灯(あの、男の人が大股で逃げる図案があるライトです)だけではパートの女性他みなさんが不安になるとのこと。それはそうだよなー! ということで、普通よりも蛍光度合いが高い、1時間くらいは暗闇のなかで光るテープを、階段の前のドアに貼ったり、避難用に準備した懐中電灯に貼って、その場所が分かるようにしているのです。

これは現場ならではのカイゼン。

 

いろいろ避難訓練を複数回行ってきて出てきたアイデアです。こういう積み重ねが「事業継続」をより実践的にし、本当にいざというときにちゃんと無事にみんなが避難できるようにする。マニュアルだけに頼っていてはこういうアイデアは出ないでしょう。

これが大切です。そして当然これは、預かっている貨物の荷主企業=お客様にも安心していただける。それがわれわれの使命であり、仕事だと思います。

実は、今日お会いした方々にも、このお話をさせていただいていました。実践的な予行演習が本当に大切なんです。そしてそこから出てきた知恵をさらに活かさなくてはいけないのです。

 

川崎陸送の仮設HPはこちら->川崎陸送

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