No.800 おかげさまなのに、事故の話しです
おかげさまで、GWのさなか、今日4日に800回を迎えました。それだけですが、4桁に届いていないというのも、まあ、まだまだだということでしょう。読者の皆様、我慢して読み続けていただけると、このブログも1000回を目指すことができます。ご愛読感謝です。
GWなのに、なかなかGWネタが書けない気分です。あのバスの事故で今日のニュースで分かったのは、ハーヴェストが17万円で往復運行を発注したA社が、B社に16万円で請けて、さらにそれを「陸援隊」に15万円で下請け(われわれ業界では傭車(ようしゃ)と言います)に出していた。片道7.5万円です。
ハーヴェストの収入は3,500円x45名=157,500円 これが往復ですから315,000円。
もちろん楽天トラベルが20名分を販売していたとか、代理店が入って手数料を払っているでしょうから、この運行のネットでの売上はそれ以下です。ただ、17万円というのは315,000円の54%です。4割以上がマージンとして抜かれて一事業者に渡っている。陸援隊の15万円にいたっては、元の315,000円からすると、47.6%。半分以上が中間マージンになっています。
往復15万円というのはトラックの運賃と同じくらいではないか? それでツーマン運行は無理だし、さらにバスの車両価格がトラックに比べて圧倒的に高いのですから…。元請けがマージン取りすぎですね。これではどうしても無理。元請けのハーヴェストの責任は重い。最初から採算割れの運賃を想定しての価格設定で、自分はしっかりというより、大きすぎる利益を上げるという体質はどうかと思います。陸援隊よりも、私はハーヴェストを非難したい。ろくな管理もしないでマージン取りすぎです。
ネットで販売するなどの「マーケティング費用」がかかっているという言い訳を当然するのでしょうが、往復17万円はそもそも安く、さらにそれを「玄孫請け(やしゃごうけ)」した陸援隊に至っては15万円なのですから…。
トラックの業界も似たような感じですが、バスがトラックと同じ運賃で走ってはいけないと思います。そもそも人を乗せているのですから。
記念すべき800回にしては、情けない話しです。
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